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リンナイ株式会社様インタビュー「データ活用のこれから」

はじめに

今回は、2022年12月7日〜12月15日までデータ分析ハッカソンを一緒に行うリンナイ株式会社の担当者でもある、生産技術本部内のデータ活用推進チームのお二人にインタビューを行いました。

リンナイってどんな会社なんだろう?
製造業の中でも情報系を学んでいる学生の活躍する場所ってあるのかな?

今回のインタビューを通してそんな疑問にお答えできる内容となっています。

ぜひ最後まで読み進めていただけると嬉しいです。

登壇者紹介

渥美 良太さん

入社年度2010年度
出身学部システム工学(数理モデルなど)
現所属部署生産技術本部 データ活用推進チーム
前所属部署本社情報システム部

学部時代の勉強は今にも役立っていますか?

どちらかというと現在学びながらやっていることの方が多い印象

前の部署はどこで何をしていましたか?

本社の情報システム部に10年ほどおり、ITシステムのSEとして企画開発を行なっていました。

当時のことを振り返って入社動機

製造業の中でも珍しく、社内ITエンジニアの活躍のフィールドがあった。
「自分達で使うものは自分達で作る」そんな文化に共感したから。

西川 朋宏さん

入社年度2010年度
出身学部応用物理学
現所属部署生産技術本部 データ活用推進チーム
前所属部署生産技術本部

学部時代の勉強は今にも役立っていますか?

統計のことや、微分積分の知識はデータ分析で役立っている

前の部署はどこで何をしていましたか?

同じく生産技術本部内の生産システム室にいて、工場に入り込み、生産性を高めるための仕組みづくりをしていました。

当時のことを振り返って入社動機

インスピレーションを大切にした。
学生時代にアメリカに旅行へ行った際、ホテルでシャワーを浴びようとしたところ、待てども待てどもお湯が出ない経験をした。
その給湯システムはタンクにお湯を貯蔵するタイプで、日本の給湯システムとの違いに衝撃を受けた。
家に帰ってから給湯器を見ると「Rinnai」という文字があり、今後世界に広がっていく製品(企業)だと感じから。

リンナイ株式会社について

リンナイ株式会社は2020年に創業100年を迎えた、国内シェアNo.1ガス機器メーカーです。

テックカフェを利用する学生にはあまり馴染みのない分野の企業だと思います。

なのでまずは、会社について聞いていきます。

部署やチームについても聞いていきます。

どんな会社ですか?

総合熱エネルギー機器メーカーとして、熱と暮らしに関わる製品を作っています。
主力商品は、給湯器やガスコンロです。
食器洗い乾燥機や、ガス空調機器、ガス衣類乾燥機なども製造しており、衣類乾燥機やマイクロバブルバスは近年好評頂いております。

渥美さんより

余談ですが、TECHCAFE管理者の本多の家にもRinnai製の食洗機が入っています。

なのでおうちのガスメーターなど熱を発生するような装置がある場合は、「Rinnai」の文字を見ることができるような非常に身近にある企業です。

生産技術本部とはどんな部署ですか?

生産技術本部の使命は、「リンナイのより良いものづくり」これをつくっていく部署です。
具体的には、工場内の生産に関わる技術部分を担っている部署です。
例えば、生産設備の企画・設計や、生産システムの構築・運営などしています。

渥美さんより

工場に見学行き驚いたことですが、生産で使うための機械を自社で企画・設計・製造しています。こちらは機械工学系の学生が活躍するであろう領域です。

さらに生産システムも自社で開発しており、ここが情報系の学生が活躍するであろう領域です。

データ活用推進チームについて

データ活用推進チームはいつ発足したのですか?

出来立てホヤホヤの2022年4月に発足したチームです。

渥美さんより

今回インタビューさせていただいた渥美さんがこのチームのリーダーを担っています。

そのため、学生の皆さんにとっては、社内DX推進として新たに立ち上がったチームのリーダーに直接話を聞くことができる機会としてもこのハッカソンに参加する意義があると思います。

データ活用推進チームが力を入れているテーマはありますか?

2つの役割があります。
データ技術のエンジニアとしての役割(例えば、画像認識技術を活用したシステムを工場に納入)
もう一つはテクニカルエバンジェリストがあります。
チーム内でデータ活用を行い、それを全社特に工場へ活用を広げていくような役割です。

渥美さんより

発足したばかりということもあり、社内でも活用の仕方など広める役割を担っているというのが印象的でした。

データドリブンという言葉が生まれるくらい、昨今データ活用が盛んに言われていますが、まだまだ新しい領域でもあります。

そのため、幅広い年齢、領域の人が働くリンナイならではの役割とも言えそうですね。

データ活用推進チームでのお二人の役割は?

チームには現在4名いるとのことです。

その中でもお二人の役割を紹介します。

渥美さん

チームメンバーの中では、AIのモデル構築などが特別スキルが優れているわけではありません。
その代わりに、データ活用を普及させる面を主に担っており、企画したり、他部署への提案をすることをフロントに立って行なっています。

西川さん

渥美リーダーと重なるところもあるが、前の部署で培った工場とのパイプを活用し、現場の困りごとを吸い上げ、具現化して提案する試みを行なっています。
その中で自分でできることを行なっています。

データ活用推進チームのやりがいは?

社内で求められているチームの役割をどう捉えていますか?

データ活用がリンナイの中でも未開拓であるため、先人を切って開拓していくことを求められている。
この分野のトップランナーとして走っていく必要があり、やりがいがあるところ。

渥美さんより

なんで西川さんに白羽の矢が立ったと思いますか?

思い返すと偶然が重なったのかなと。
データを活用して論理的に進めていかないといけないと言っていた方に声をかけられて、「やってみます」と答えたところから始まっていった。

その中でやりがいですが、
自由にやらせてもらっていて、自分がこうなったらいいなと思うものを実現できる環境が整っている。
頑張り次第で達成できるのがやりがい。

西川さんより

学生へのメッセージ

自ら望むことをすればやりたいことにたどり着ける。
なので、会社の将来性やビジョンなどに目を向けて就職活動してほしい。

西川さんより

製造業でもDX推進されている状況です。
リンナイではデータを扱える人材はとても貴重です。
なので、ぜひ製造業にも目を向けて欲しいです。
その中でDXに力を入れている企業に活躍の場があるかもしれません。

渥美さんより

さいごに

大企業でも自由度・裁量権の大きい仕事

話を聞いていて印象に残ったのは、自由度、裁量権の大きい仕事ができているというのが印象に残りました。

会社の規模が大きくなればなるほど、会社の歯車の一部感が大きくなると思っていました。

しかし、お二方の働き方などをお聞きし、ここまで能動的に動くことができる会社も少ないのではないでしょうか?

これまで、IT企業を中心に見ていた方も是非、一度リンナイ様を見ていただくと、ご自身の選択肢が広がるのではないでしょうか?

まずはハッカソンに参加してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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